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2010.02.14 / えんがわ日記

自然素材 柿渋と蜜蝋ワックスの床

ひだまり堂の扉を開けると。。。


心地よい木の香りがします。


外人住宅は床がコンクリート+Pタイルで底冷えするということなので
待合のリビングは木の床を張っていただきました。

無垢の木がよかったので、杉の足場板を直接床に打ち込んで
タイルの無機質な床が


気持ちのよい、木の床になりました!


赤ちゃんがゴロゴロしても安心な床にしたかったので、
塗装は天然素材のものを使い、自分でやることにしました。

いろいろ調べて選んだのは、
昔から日本で染料として使われている「柿渋」と
ミツバチの巣である蜜蝋とエゴマ油でつくった「蜜蝋ワックス」


柿渋は2倍に薄めたものを布で塗り、乾いた布ですぐふき取ります。
20帖を塗るのに約3時間。
この作業を2日かけて2度行いました。
薄めたこともあって、ちょっと色が濃くなったかな?という程度。
柿渋は臭いということでしたがそれほど気になりませんでした。
そして、3日目は蜜蝋ワックスです。
説明書にあるとおり、うすーくうすーく塗っていきます。


これは結構違いがでました。
床全体がぎらぎらして、無垢の木の滑らかさがお気に入りだった私は
ショックで。。。
蜜蝋ワックスを塗ると、柿渋の色も赤く濃くなった気がして、
もう一回全部にやすりをかけてやり直そうかとも思いました。

でも、
「無垢材はいつでも、何度でもやり直しはでるよ~」
という友達からのアドバイスで気を取り直し、
しばらく様子を見ることに。

そしたら、日に日にテカリも色も落ち着いて、
いい雰囲気になってきました。
ちょっと赤めの落ち着いた色が、昔の学校みたいだなーと思い、
待合室のインテリアは黒板を置いて学校テイストになっています。
窓辺の椅子は50年代の小学校の椅子。
墨汁の汚れがいい味だしてます。
無骨な形と思いきや、座面には緩やかなカーブがかかっていて、
とっても座りごごちがいいんです。
子供を思って丁寧に作った、当時の職人さんのやさしさが現れています。

なんだかんだいって、
今はお気に入りの杉の床。
実はこんな私の汗と涙の結晶でもあります。

床を張ってくださったのは、
宜野湾の大山で家具やさんもしている木村内装さん。
しっかり、丁寧なお仕事、ありがとうございました!

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