お知らせ

2010.03.28 / ひだまりハーブガーデン

野良日記3 ~自然農への道~

昨日はお休みをいただき
うるま市のみるく村へ自然農の勉強会に参加してきました。

自然農とは
農薬も化学肥料も使わず
土を耕さず
雑草や虫を敵とせず
野菜育つ力にちょっとお手伝いする

という農法で、
最近では木村秋則さんの『奇跡のりんご』が
ベストセラーになったことで
ご存知の方も多いのではないでしょうか?

今回は家庭でもできる「たい肥」の作り方
について教えていただいたのですが、
教えてくださった玉栄さんの
植物に対する姿勢、農業の考え方に
思わず涙がでそうなほど感動して、
正直このブログにも何をどう書いたらいいのか、
書き出したら止まらなくなりそうなほど
たくさんのことを学びました。

自然農は「ただ何もしない」
のではありません。

植物をよーく観察して、
自然の季節の移ろいや月の満ち欠けにあわせ
その土地の特徴を感じとり、
「最低限必要な分だけ」人の手を加える。

例え有機肥料でもあげすぎると
植物が自らエネルギーを取り込もうとする力を奪い、
肥料がないと育たないようになってしまう。

そして余分なエネルギーは
人間にとって毒になってしまうので、
人間が食べないほうがよい部分は虫が食べてくれる。


だから、虫食いは有機農法の証なのではなく、
「何か間違ってるよ」という
まさに”虫の知らせ”なのだそう。

本当にいい野菜には虫はほとんど手を出さないそうです。


実際、玉栄さんの畑にはたくさんの虫がいるのに
虫食いだらけの野菜はなく、
雑草と共存し、いのちのエネルギーがあふれていました。

自然農。

自然と共生する農のかたち。

自然農を学ぶことで
自然と共に生きる姿勢、
身体との向きあい方
子育て、
人間関係、、、

すべてに繋がる生きる知恵を
学んでいるように思います。

またひとつワクワクの種が芽を出した
そんな心地よい春の一日でした。