お知らせ

2010.04.25 / えんがわ日記

バランス

昨日は自然農の2回目の講座で
うるま市のミルク村にいってきました!

前回の土着菌を使ったたい肥つくりに続き、
今回は、その土地の植物を使った酵素作りを習ってきました。

実はこのたい肥も酵素も土着菌が活躍して
既にいい土が出来上がっているミルク村ではほとんど使わないそう。

野菜作りには肥料が欠かせないと思いがちですが、
その土から生えた植物(野菜や草)をその土に返せば
それがまた分解されてエネルギーになるので
肥料を足す必要がなくなるそうです。

自然の循環の摂理に沿っていれば
手を加えなくてもバランスが整って
植物は立派に育ち続けるんですね。

それなのに自然の摂理を超えた「多収穫」を求めるため
肥料を入れ、それによって栄養過多になって虫が付くから
農薬を撒いて。。。
そうやってどんどん「自然」とは離れてしまっているのが
現代の農業なんですね。


今回、東洋医学ミニ講座をすることになって
改めて東洋医学の基礎について私自身もたくさんの
気づきがありました。
その中のひとつが

陰陽の平衡の法則

です。陰陽論は

万物は対立する二つのもの(陰陽)の調和から成り立つ

という東洋思想の根幹ともいえる考え方なんですが、
その調和についていくつかの法則があって、
そのひとつが「陰陽の平衡の法則」なんです。

これは、陰陽は平衡を保つようにできている
つまり物事はバランスが保たれるようにできている
ということです。

何もしなければ自然とバランスが取れるものを
不必要な力をかけることでバランスを崩している。

それが見える現象になったものが、
体であれば「病気」だし
地球であれば、環境破壊なんですね。

講座の感想にも
「心と体のバランスの取り方を知りたい」
という感想が多かったんですが、
実はバランスは「取ろう」としなくても
自然でいれば「取れる」ものなんです。

バランスが取れないのは
何か不自然な力をかけているからであって、
それは余分な力です。

だから余分な力を抜いてリラックスした状態でいると
自然とバランスを整える働き、いわゆる自然治癒力が高まるんですね。

なにが「自然」なのかも分かりにくい社会になってしまいましたが
自分にとって本当に心地いい状態は何かに意識を向けていくことが
体にとっても地球にとっても
いいバランスを保つ秘訣なんだなと、
改めて感じました。

心地いい体づくりから、地球の未来を考える

というと大げさに聞こえますが、
実はここ(自分の体)が原点なんですね。

東洋医学と自然農。
本当に奥が深い世界です。

前後の記事はこちら

時系列
同じカテゴリー