2010.02.22 / お手当て講座
太陽ストレッチ
ひだまり堂では、体の声を聞き
体が求める動きを一緒にやりながら、
体を整えていったりもするのですが、
そのときによく使うのが
「太陽ストレッチ」
です。
といっても特別なストレッチ法ではありません。
誰もが知っている童話
『北風と太陽』
になぞらえて私が名づけたものなのですが、
要するに、気持ちいいストレッチのことです。
お体を拝見していると
ストレッチをして傷めたという方や
ストレッチしているのに硬いという方が
よくいらっしゃいます。
そうゆう方に、どのようなストレッチをしているのか
やっていただくと、決まって
「北風ストレッチ」
をされています。
旅人のコートを無理やり剥ぎ取ろうとした北風のように、
痛いといっている筋肉、動きたくないといっている関節を
グイグイ引き剥がして伸ばすようなストレッチ、
これを私は「北風ストレッチ」と呼んでいます。
それに対して太陽ストレッチは、
体が行きやすい方向、気持ちよく動く方向に
気持ちいいと感じるところまで動かすというものです。
北風ストレッチは、やった感があるし
ある程度のところまでは伸びますが
旅人がコートを脱がなかったように、
根本的なところで筋肉が緩むことはありません。
太陽ストレッチは、こんなんでいいの?
という感じなんですが、驚くことに、
行きやすい方向に動かしていただけなのに
行きにくかった方まで動きやすくなるんです。
要するに
「痛い」は「やめて」のサインだし、
「気持ちいい」ことをすると
体は芯から緩んでいくということです。
せっかくやっているストレッチで
体を壊すことがないように、
体の声を聞いて、ぜひ
「太陽ストレッチ」
心がけてみてください。