お知らせ

2012.03.18 / 妊婦ライフ

逆子体験記

今日はとっても蒸し暑い夜ですね。。。

でも、赤ちゃんは寒いより温かい方がうれしいようで
とってもよく動いています。

あまり動かれると、また逆子になるのではと
ヒヤヒヤしてしまいますが、
さっき赤ちゃんの心音を聞くトラウベで旦那さんに確認してもらったら
きちんと下の方で「ト、ト、ト、ト、ト・・・」と
大人の脈拍の倍ほどの速さで打つ、赤ちゃんの心音が聞こえたそうです。
よかったニコニコ
トラウベは木製の筒で、赤ちゃんの心音の確認に使います。
ちょうど赤ちゃんの肩の辺りに近づけると聞こえるので
お腹のどこで聞こえるかで、赤ちゃんの体位を確認できるのです。

難点は、お母さん本人が聞けないことタラ~ 治療の際も、ご主人やご家族が「聞こえたー!」と感動しているのを
お母さんは羨ましそうになさっています。

今回は私達の逆子体験記。

逆子と言われたのは29週0日の検診。
実はその2日前から、なんだか怪しい気はしていたので
やっぱりなという感じでした。

この時期は逆子にならないように気を付けないと
と思っていたのに、逆子にさせてしまったことに、
ショック&反省・・・

その日から逆子治しの日々が始まりました。

逆子は赤ちゃんからのメッセージ。
思い当たるのは、やっぱり働きすぎということ。

きちんと休憩をとること、
夜の治療はしないこと、
予約の締め切りをすること、、、

当たり前だけど、できていなかったことを
きちんと腹を決めてする決意をしました。

そして、実践したのは
①ゆっくりした生活を心がける。
  お家では出来る限り寝て過ごす。
  日中も少しでも時間があれば横になる。

②温めて生活する
  下半身を冷やさない。
  冷たいものは食べない。
  朝と晩、ゆっくりお風呂に浸かる。

③寝る前のお灸&逆子体操
  30週まではお灸は三陰交のみ。
  30週からは三陰交+至陰にお灸。
  お灸の後に逆子体操。
  巷で逆子体操に勧められているものは
  いろいろ試してみました。

④横向き寝
  赤ちゃんの背中が上になるように横向きに寝る。

⑤赤ちゃんとのコミュニケーション
  ゆっくり寝る時間は赤ちゃんに意識を向けて、
  赤ちゃんが何を思っているのか?
  何が食べたいのか?
  どうしてほしいのか??
  赤ちゃんと今を一緒に生きていることを感じる時間を
  大切に過ごす。

実践1週間後には、赤ちゃんの頭は肝臓の下まで下がり、
逆子と言うより横位に。
逆子の時は膀胱を蹴られてトイレが近かったけれど、
膀胱を蹴られることが少なくなってきました。
あと、半分回ってちょうだい!

しかし、ここから赤ちゃんは体勢をかえることはなく、
2週間が過ぎ、31週を超え、
「絶対に治る!」と思っていた心にも、少し焦りが、、、
お腹に手を当てると、思わず手で回してしまいたくなる衝動を抑えつつ、
「頭はこっちよー」と声をかけてみたり。

そして、31週3日目の夜。

私が普段、治療でお伝えしている逆子体操は
一般的な逆子体操ではなく、
安産のお灸の先生から教わったお腹を緩ませる体操なのですが、
いつものようにお灸をしてからこの逆子体操をしている時、
体操のコツがピン!とつかめた瞬間がありました。

言葉ではわかっていても、
実際にお腹に赤ちゃんがいて感じると、
先生が教えてくださっていた言葉のニュアンスが良くわかって、
ちょっとした角度で効果が違うのを実感。
やっぱりコレは、自分がなってみないとわからなかった。
いろんな逆子体操してみたけど、やっぱりコレが一番良さそう。
それがわかったよ。
ありがとう赤ちゃん。。。と思いながら就寝。

そして次の日の朝、
お腹に触れると、、、
もしかして、治ってるかも!
明らかに、右上にあった頭がなくなって、
左側にあった背中が右になっていました。

幸運にも、次の日が検診日。
ドキドキしながら診察を受け、
無事に逆子が治っていることを確認して頂きました☆

31週5日。
逆子が治りやすいと言われる32週までに、
きっちり返ってくれた赤ちゃん。

逆子になってくれたお陰で、
赤ちゃんのために自分がしなければならないことを
きちんと自覚できたし、
逆子のお母さんの気持ちも理解できた。
なにより逆子体操のコツがつかめたことは、
これからの治療に活かせるとっても貴重な体験でした。

なんだかもう、本当に
私のために逆子になってくれたとしか思えなくて、
赤ちゃんに大感謝。

そして、残り少ないこの子とのマタニティーライフを
もっともっと大切にしていきたい、
そう感じるようになりました。

これからたくさん増えていく
この子との思い出の一つとして、
この経験を忘れずにいたいと思います。

という訳で、赤ちゃんのためにも今日も早く寝ましょう!
おやすみなさいませ。