2012.08.17 / 子育ち☆母育ち日記
断捨離
只今、ひだまり堂再開に向けて連日大掃除中です
物置と化していた奥の一部屋をkid'sスペースに改装しようと
重い腰を上げて片付け始めました。
山積みだったダンボールの中身は大量の本。
東洋医学から整体・気功などの身体に関するものや
妊娠・出産・子育て、ハーブ・アロマ・オーラソーマ、
哲学・心理学、民族学、精神世界・・・
小説やエッセイのたぐいはほとんどなくて、
専門書や実用書ばかり。
何度も読み返した本。
読んだけど全く内容を覚えていない本。
買ったまま開いてもいないものもいっぱい
そんな本たちを整理しながら、
自分がこれまで身体のしくみや生き方の指標を
知識や言葉として得よう、捉えようともがき頑張ってきたんだなーと
しみじみ感じました。
私が読書にハマりだしたのは
大学卒業後社会人1年生の時。
見知らぬ土地に就職して、
上司とそりが合わず、
うつ病のようになってしまった時期がありました。
今思うと、それは
「~したほうがよい」「~するべき」という生き方から
本当に自分がしたいこと、自分が心地良いことを
自分が選択して生きるという生き方へシフトするための
人生のリセット期だったと思います。
そんな時、近くに相談する友人も家族もいない私の心の支えになったのが本でした。
心の支えと言うよりは依存症に近いくらい
心理学や精神世界、気持ちが上がるような言葉の本を
とにかく読みまくっていました。
活字を追っている時だけが唯一「私は大丈夫」と思える時間で、
仕事帰りは本屋さんに直行、閉店まで立ち読み、、、
みたいな生活を続けていました(本屋さん、作家さんすみません)
でもそのおかげで、仕事をやめて新しい道に進むという
小さいけれど重要な一歩を踏み出すことができ
今の私があります。本当に感謝です。
今でも本屋さんは大好きで、
沖縄移住の際もジュンク堂を見つけて
「ここでも生きていける!」
と確信しました。
本屋さんに行くと、その時の反応で
自分がどんなことに興味が有るのか、
開いている状態か、閉じてる状態かなど
自分の体調や興味のバロメーターになるんです。
でも最近は、以前に比べて活字離れしてきました。
全ては自分から始まっていること、
答えは全て体が教えてくれることがわかってから
あまり言葉を必要としなくなったのかもしれません。
妊娠やお産についての本もしこたま持っているのに、
ほとんど読まずに過ごしてしまい、
育児書も産後すぐに読んだ本で
「新生児の頃は、赤ちゃんはほとんどの時間を寝て過ごします」
というくだりがあり、王子はほとんど昼寝をしない子だったので
「うそやん!」
と思って、それ以来読む気がしなくなってしまいました。
目の前の子供を見ていれば、
何が必要か、心地いいのか悪いのかはわかるし、
おっぱい飲んで、ウンチもりもりしてるから大丈夫さ!
と、お気楽子育てしています。
なにより、
マタニティークラスや助産院での講座
ベビーマッサージクラスで聞く
助産師さんや妊婦さんやお母さんのお話のほうが
本からの知識よりも
「生きた知恵」として身体に染みてきます。
毎日子どもと向きあって不安になっているお母さんも
育児書やパソコンとにらめっこせずに
ぜひその様な「場」にお出かけされることをオススメしますよ!
ということで、
そんな本たちはダンボール5箱分古本屋さんへ~
お部屋もスッキリしてきたし、
ちょっぴりお小遣いもできて、
断捨離って気持ちいいっ!