お知らせ

2017.01.30 / 院長ブログ

流産のケアコース 始めます

1月29日

8年前の今日、はじめてお腹に来てくれた赤ちゃんと

お別れをしました。

妊娠8週の初期の稽留流産でした。

 

この時は、本当に辛くて、悲しくて

自分のこともたくさん責めたし、

涙が枯れるほど泣きました。

 

そんな時に限って、

友達から出産報告があったりね。。。

さらに

職場でも

病院でも

追い打ちをかけるように辛い言葉をかけられて

本当に「絶望」のどん底にいる氣持ちでした。

 

でもね、その時私がラッキーだったのは

その頃は関西に住んでいたのですが、

ちょうど沖縄に整体講座に月一回通っていて

こもり助産院の小森香織さんとその講座で知り合い

心身ともにサポートしていただけたんです。

本当にたくさんお話を聞いて頂きました。

 

そして、そのご縁があって、

6ヶ月間の講座が終わる頃には

「今度妊娠したら沖縄で小森さんと一緒にお産がしたい!」

と思い立ち、沖縄に移住することに決め、

小森さんからの紹介で訪れた港川外人住宅街で

たまたま空いたばっかりだった、今のひだまり堂の物件に出会い、

物件に惚れ込んで、即決。

4ヶ月後に移住、その1ヶ月後には

「鍼灸サロンひだまり堂」をオープンしました。

 

流産からちょうど1年。

 

開業なんて、出産して子育てが落ち着いた

10年後くらいかなと思っていたのに。

 

それはもう、何かに突き動かされているような

激動の一年でした。

 

今思うと、

あのときの子がもしお腹にいなかったら

小森さんとのご縁もこんなに深くなることもなく

沖縄に移住することもなかったはず。

 

逆に、もしあの時 無事に生まれていたら、

産後すぐに移住→開業するなんてこともなかったはず。。。

 

きっとあの子は、

私を小森さんと沖縄に繋ぐために

来てくれたんだなー

今では、そう思っています。

 

そして、4年前

念願かなって小森さんと一緒にお産をすることもできました!

 

でも実はその後、昨年の8月にも

同じように8週で稽留流産を経験しました。

 

でもね、このときは

前回とはぜーーーーーーんぜん違った体験になったんです。

 

6週の検診で

赤ちゃんの大きさが小さく難しそうだということがわかったちょうどその頃、

横浜の助産師 田原由加里さんからぬくだまの卸売りのご相談を頂きました。

 

田原さんはこうのとりというステキなサロンを経営されていて

そのコースの中に、催眠療法を使った自然な出産の教育プログラム

「ヒプノ赤ちゃん」というコースが有るのを見て

「じつは。。。」

と、自分の現状を話し、ヒプノセラピーに興味があることを

お伝えしたところ

「沖縄にもヒプノの仲間がいますよ!」

とご紹介いただいたのが、

写真家でありセラピストでもあるほのかなはるの仲原英司さんでした。

 

早速ご連絡して、すぐにセッションをしていただき

ヒプノセラピーで自分の子宮さんやお腹の赤ちゃんと胎話することができました。

 

前回の経験から、流産の痛みや悲しみを恐れていた私でしたが

子宮さんからは

「生理のようにやってくるから大丈夫よ」

 

赤ちゃんからは

「もっと自由に生きて!」

とメッセージをもらい、安心してその時を待つことにしました。

 

そして、それから数日後、実際ほとんど痛みもなく

ちょうど仕事が2連休の日にスルッと生まれてくれて、

 

出てきてくれた赤ちゃんと対面した時も

悲しみや罪悪感はなく

ただただ「ありがとう」という感謝の気持ちだけが溢れていました。

 

同じ流産なのに、

こんなにもカラダも心も違った体験になるなんて。。。

本当に驚きでした。

 

そして、人知れず流産の悲しみを抱えている多くの方にも

是非、この癒やしを届けたいと思い

「わたしもヒプノセラピーを学ぼう!」

と、次の月には田原さんや仲原さんの師匠である

宮崎ますみさんに学ぶため

横浜の日本ヒプノセラピーアカデミー・イシスに通いはじめ

ヒプノセラピーの全てのコースを修了しました。

 

妊娠の15%は流産になるというくらい

実は流産を経験している女性はたくさんいます。

そのほとんどが初期の流産で

染色体異常など受精卵に何らかの原因があり

妊娠を継続できないというもので、

母体のせいでも、

お母さんの行動によるものでもないのですが、

 

いくらその説明を受けたからと言って

赤ちゃんを失った悲しみが薄れるわけでもなく、

 

「自分がこれをしたからじゃないか?」

「自分がこんな風に思ったからじゃないか?」

「心配しすぎたから現実になったんじゃないか?」

と、自分を責める氣持ちがでてきたり、

 

喜んでくれていた親やパートナーにも申し訳なさがでてきたり、

 

妊娠初期で誰にも公表していなかったりすると

相談する相手もいなかったり、

 

病院では心のケアまでは配慮がなく、

その後の処置で、さらに心もカラダも傷ついたり。。。

 

やり場のない想いを抱えている方も多いと思います。

 

以前、治療に来てくださった子供が6人いる60代の女性から

「流産したあの子のことは、今でも忘れられない」

という言葉を聞いた時、

流産の悲しみは子供がいるかどうかには関係なく

心に残り続けるのだなと感じました。

 

けれど、今の医療には

流産や死産の対して充分な受け皿がなく

どこに相談していいかわからないまま

時が経つのを待ち、

やり過ごしている方も多いと思うのです。

 

そう思っていながらも、

正直「流産のケア」をメニューに掲げるのは

心配する必要がない方まで不安を煽ってしまう気がして躊躇していました。

 

でも最近、なぜだか流産のご相談が立て続けにつづいて

きっと、これは何かメッセージだなと感じ

流産のケアをしたいと思う方が

迷わず選べるように「流産のケア」として

コースにしようと思い立ちました。

 

鍼灸治療でのカラダのケアと

ヒプノセラピーによる

赤ちゃんや子宮との胎話セッションを行います。

 

エンジェルバース・ヒーリング

90分 14,580円

(初診料 2160円)

 

ホームページの方はまだ対応ができていないので

ご希望の方はコースは「ひだまり90」をご選択いただき

備考欄に「エンジェルバース希望」とお書きください。

 

私はね、流産もれっきとしたお産だと思っているんです。

そして、ヒプノで胎話してきた

たくさんの赤ちゃんはみんな

天使のようにお母さんをサポートするエネルギーになってくれていてね、

 

だから、きっと私たちはあの時、天使ちゃんを産んだんだなって。

 

流産や死産は天使の出産。

なので、コース名はエンジェルバース・ヒーリングにしようと思います。

 

今現在、手術を控えている方も

数年前の流産の悲しみから解放されずにいる方も

ご相談ください。

 

鍼灸治療が怖いと感じる方には

マッサージなど他の手技でのケアにも変更できますので

ご安心くださいね。

 

私の天使ちゃんたちもサポートしてくれています。

お心を癒やすお手伝いができれば幸いです。

IMG_7883